おうちで楽しくスペイン料理・その1「トルティージャ」

どの国の家庭料理も一見簡単そうなものが実は難しい・・・。
このオムレツも、ちょっとしたコツが満載です。
よく見て、挑戦してみてくださいね!

材料 (20センチのフライパン分)
オリーブオイル  およそ1/4カップ
ジャガイモ   小さめ2個くらい
玉ねぎ     小1/2個
卵       6個
塩       1小さじ(好みで)

トルティージャトルティージャトルティージャトルティージャトルティージャ
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*最初のコツ

トルティージャの美味しさは、ジャガイモがオイルをたっぷり吸い込んで柔らかく『煮えている』こと。
ソテーでもないし、フライでもありません。だから、オイルの量はたっぷりと。低温で煮る時間もたっぷりと。

1. フライパンにオイルを入れる。
2. ジャガイモの皮を剥いて薄切りにし、フライパンに入れていく。
3. 弱めの火にかける。薄めにスライスした玉ねぎを加える。
4. オイルが足りないようなら足して、弱火でじっくりと煮る。そのあいだに、ボウルに卵を軽く溶いて塩をしておく。
5. 木ベラでつぶれるくらいまでジャガイモが柔らかくなったら卵のボウルに加え、潰すようにして混ぜる。
6. 火に戻したフライパンが十分に熱くなっているのを確認したら、卵を流し込む。木ベラで数回軽く混ぜ、あとはフライパンをゆすって焼く。
7. フライパンより大きめの皿を使って、卵をひっくり返す。フライパンに戻したら、裏面も少しこんがり焼く。
8. 中心部分はまだ柔らかいうちに、火から下ろして皿に移す。

*2番目のコツ

フライパンをゆするのが大事。動画を観てくださいね。

*3番目のコツ

この作り方でやっても、IHでは同じに出来ません。
中心部から火が通ってしまうからでしょう。
IHの厨房では、私はカセットコンロで作っています。

では、がんばって挑戦してください!
できあがり写真、紹介してくださいね!mari

2020.04.05

Vieiras al horno 帆立貝のオーブン焼き

Vieiras al horno 帆立貝のオーブン焼き
北部ガリシア地方の昔からのレシピ。今でも、クリスマスにはこれ、という家庭が多いそうです。白ワインは、フルーティなものでもドライでも、どちらでもおいしくできますよ。パン粉はかならず、細かくしたものを使ってくださいね。

材料(4人分)

帆立貝 4こ
オリーブオイル 3〜4大さじ
たまねぎ(粗みじん) 小1個
生ハム(刻んで) 20g
トマトピューレ(またはカットトマト) 1/4カップ
少々
砂糖 1小さじ
パプリカ 2小さじ
パセリ 少々
白ワイン 1/2カップ
細かいパン粉 4大さじ

作り方

1.ホタテはナイフで開き、ワタなどを掃除して身の部分だけにしておく。
2.鍋にオリーブオイル、玉ねぎ、生ハムを入れて、低温で20分くらいソフリートする。
3.トマト、塩、砂糖、パプリカ、パセリを加えて煮詰める。 
4.ワインを加え、およそ半分になるまで煮詰める。
5.ホタテを鍋に入れて軽く煮てなじませる。
6.ホタテを殻にいれ、パン粉をふりかけて200度のオーブンに入れ、焼き目をつける。

2018.05.02

マルミタコ

マルミタコ
バスク、カンタブリアなど、北部海沿いの地方に昔から伝わる郷土料理です。カツオやマグロのぶつ切りを野菜で優しく煮込んだ、胃にもやさしく、高価な材料は使わないのでお財布にも優しい一皿。ジャガイモと魚の意外な相性の良さを楽しんでください。

材料

オリーブオイル         1/4カップ
たまねぎ            2こ
ピーマン            1こ
にんにく            1かけ
トマト             2こ
パプリカ(スパイス)       2小さじ
ジャガイモ           4〜5こ
魚のスープストック、または水   3カップ
カツオ、またはマグロ      500グラム
塩              適量

作り方

鍋にオリーブオイル、荒みじんに切ったタマネギ、ピーマン、にんにくを入れて低温で調理する。10分くらいしたら、ざく切りにしたトマトとパプリカも加え、しばらく煮る。
皮をむいて適当な大きさに切ったジャガイモを入れ、水またはスープを加えて20分ほど煮込む。
皮や骨をとってぶつ切りにしたカツオに軽く塩をしてから鍋に加える。弱火で数分煮てから、塩味をととのえて仕上げる。

2016.05.11

トリッハス(スペイン風トースト)

トリッハス(スペイン風トースト)
春の復活祭の時期に欠かせないデザートです。
フレンチトーストと似ていますが、バターは使いません。オリーブ油だけでさっくり揚げて、たっぷりの砂糖や蜂蜜をまぶします。
余ったパンで試してみてください。パンは少し乾いているほうが、たくさん牛乳を吸って美味しくなるのです。
揚げたてもいいけれど、冷めても楽しめますよ。

材料

バゲットパン    8切れ
牛乳       2カップ
砂糖       4大さじ
卵        1〜2こ
オリーブ油     適量
シナモンシュガー
蜂蜜

作り方

スライスしたパンを少し乾かしておく。
鍋に牛乳と砂糖を入れて煮とかし、少し冷めたらパンにまわしかける。
牛乳が十分にしみ込むまで、20分ほど置く。
フライパンにオリーブ油を1センチ深さに入れて熱し、溶き卵を衣のように漬けたパンを高温でさっと揚げる。
取り出して油を切り、たっぷりのシナモンシュガーをまぶす。好みで蜂蜜を使ってもよい。

2016.03.19

精進日のポタヘ

精進日のポタヘ
名前の通り、カトリックで肉食を禁じている日、特に春の復活祭のときによく登場する料理です。
同じ豆料理でも、普段は豚肉などで味を出すのですが、ここでは干ダラが使われます。手に入らないときは、生のタラや甘塩のタラでも代用になります。
このレシピは、エストレマドゥーラ地方の小さな町で教えてもらったバージョンで、ジャガイモが味をやさしくしています。

材料

ガルバンソ豆   200グラム
干ダラ      100グラム
ホウレンソウ   1カップ
玉ねぎ      2こ
ジャガイモ     2こ
にんにく     1かけ
オリーブ油    適量
茹で卵      2こ

作り方

ガルバンソは一晩水につけておく。水を替えて、豆が柔らかくなるまで(1時間前後)茹でる。
干ダラは時々水を替えながら丸1日水につけて、塩抜きをする。骨、皮などをとってほぐしておく。
ホウレンソウは洗って4センチくらいに切り、さっと塩ゆでする。玉ねぎは皮をむいて粗みじんに切る。にんにくは皮をむいておく。
ジャガイモは皮をむいて小さ目に切り、豆の鍋に加えて煮込む。
フライパンでオリーブ油、たまねぎ、にんにくを加熱する。玉ねぎが透き通ってきたらタラを加える。豆の鍋に加える。
ホウレンソウと茹で卵を加え、塩味を整えて仕上げる。

2012.04.01
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