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「ロスコン・デ・レイジェス(王様の日のリング菓子)」。聞いたことありますか? スペインのクリスマス菓子のひとつで、特に1月6日の公現節、スペインでは「ディア・デ・ロス・レジェス・マゴス(3人の賢人王の日)」と呼ばれる日に食べるパン菓子です。
ロスコンのルーツは古代ローマに遡るとも言われ、ブリオッシュに似たオレンジの香りの甘いパン生地を土台として、王冠をかたどったともいわれるリング型に焼くところからロスコン(大きなリング)と呼ばれます。中には小さな瀬戸物のフィギュアがひとつ入っていて、これが当たった人に幸運を招くといわれています。
1月5日から6日にかけて、スペイン中のお菓子屋さん、パン屋さんには、ロスコンを買う人たちで長い行列ができます。そして家でコーヒータイム。フィギュアが当たった人も当たらない人も、楽しいひと時を過ごします。
3人の王様がキリストに贈り物を持ってきた日。その日を祝うお菓子が、私たちにも幸運ももたらしてくれるといいですね。