チャリティ・ディナー「ベネチアから岩手県・山田町へ」

CoA Citta di Venezia
 イタリアのベネチアで料理を修業し、東京の有名レストランのシェフを歴任する當間一貴氏。目白育ちの當間さんが親しくなったとある家族が、岩手県山田町で津波の被害にあいました。以来、山田町を訪れ、応援の物資を送る當間さんの心意気が、支援の輪を広げたいと願うアカデミーの思いと一体となって、このディナーが実現しました。
 當間さんと賛同してくれた仲間のシェフが無料で調理し、アカデミーは場所とワインを提供します。ご参加の皆様からいただく会費は、料理材料費をのぞいて、すべて山田町へ送ります。
 ベネチアの長い歴史が育んだ、自然のすばらしさを讃えるかのように大らかな料理の数々。野性味あふれるスペインワイン。そして食後には當間シェフとの会話も楽しんでいただき、津波にも負けずに前向きに生きる岩手の方たちに思いを馳せたいと思います。

「心を込めて料理するのに最適な人数だけを」というシェフの意向で、限定15名様のみ受け付けます。どうぞお誘いあわせのうえ、お早めにお申込みくださいませ。

渡辺 万里

・日時:2012年 5月14日(月曜) 午後 7:00~
・場所:スペイン料理文化アカデミー
・会費:8,000円(食事、ワイン、岩手県山田町への寄付をふくむ)
・定員:15名


誠に申し訳ございません。
発表から2日で定員に達し、締め切らせていただきました。
またの機会にぜひご参加ください。

2012.04.19

精進日のポタヘ

精進日のポタヘ
名前の通り、カトリックで肉食を禁じている日、特に春の復活祭のときによく登場する料理です。
同じ豆料理でも、普段は豚肉などで味を出すのですが、ここでは干ダラが使われます。手に入らないときは、生のタラや甘塩のタラでも代用になります。
このレシピは、エストレマドゥーラ地方の小さな町で教えてもらったバージョンで、ジャガイモが味をやさしくしています。

材料

ガルバンソ豆   200グラム
干ダラ      100グラム
ホウレンソウ   1カップ
玉ねぎ      2こ
ジャガイモ     2こ
にんにく     1かけ
オリーブ油    適量
茹で卵      2こ

作り方

ガルバンソは一晩水につけておく。水を替えて、豆が柔らかくなるまで(1時間前後)茹でる。
干ダラは時々水を替えながら丸1日水につけて、塩抜きをする。骨、皮などをとってほぐしておく。
ホウレンソウは洗って4センチくらいに切り、さっと塩ゆでする。玉ねぎは皮をむいて粗みじんに切る。にんにくは皮をむいておく。
ジャガイモは皮をむいて小さ目に切り、豆の鍋に加えて煮込む。
フライパンでオリーブ油、たまねぎ、にんにくを加熱する。玉ねぎが透き通ってきたらタラを加える。豆の鍋に加える。
ホウレンソウと茹で卵を加え、塩味を整えて仕上げる。

2012.04.01

第115回 スペインワインを楽しむ会

地中海を満喫、モナストレルの世界
el mundo de vino de monastrell por mediterranea

スペインワインを楽しむ会
モナストレルというブドウをご存じでしょうか?
近年のスペインでもっともブレイクした、地中海沿岸地方の在来種のブドウです。
今回は、そのモナストレル種を生かしたワインを中心に、春にふさわしい地中海沿岸部のワインの色々をたのしみたいと思います。
太陽をいっぱいに浴びたブドウの印象が鮮やかなワイン。まろやかな熟成感を楽しめる贅沢なワインなど、きっと満足していただけるラインアップです。
ワインとお料理を楽しみながら、カタルニアからバレンシアへと南下する春の旅へ、ご一緒しませんか?
皆様と過ごすゆったりとした午後を楽しみに、お待ちしています。

渡辺 万里

・日時:2012年 4月29日(日曜) 午後 1:30~3:30
・場所:スペイン料理文化アカデミー
・会費:10,000円(ワイン、食事、資料を含む)
・定員:12名
・ワイン:指定産地カタルニア、ジェクラ、フミージャ、バレンシア、アリカンテなどのワインから。


定員につき、締め切らせていただきました。
またの機会にぜひご参加ください。

2012.03.08

スペイン料理ひとりごと・その7
Entre cazuelas y morteros
ア・フエゴ・レント

20 de febrero.2012

料理エッセイ
 スペインの料理の本をパラパラとめくっていて、ふとひとつの言葉が目に止まりました。A fuego lento.弱火で、という意味の、スペイン料理の作り方には絶えず登場する、おなじみの言葉です。
 こんなに見慣れている言葉が気になったのは、ふと「スペインの若い人たちは、この言葉を知っているのだろうか。首を傾げたりしていないだろうか?」という疑問が浮かんできたからです。
 大学の後輩の一人が、都内の高校で歴史の教師をしているのですが、彼女が披露してくれた教室でのエピソードのなかで印象に残っているひとつ。
「ロンドンでもっとも重要な建造物のひとつとして、大英博物館があります」
「え、先生、ダイエーってロンドンにもあるんですか、すごいな!」
こちらは、私の料理クラスでのエピソード。
「鶏肉は足がはやいので、すぐに切り開いて下味をつけましょうね」
「先生、足が速いのと料理と、何か関係があるんですか?」
 食材が傷みやすいことを「足が速い」と表現するのは、もはや死語なのか。両親と歳が離れているので、私のボキャブラリーは時々かなり古めかしいのかもしれないなと思いながら、まな板から全力疾走する鶏の姿を想像して、私も生徒さんと一緒に笑ってしまいました。

土鍋でゆっくり煮込むソラマメのグラナダ風

土鍋でゆっくり煮込むソラマメのグラナダ風

 A juego lento。フエゴは「火」とか「炎」ですから問題ないとして、レントは一般的な訳では「遅い」となります。「遅い火」では、ぴんときません。でも、この言葉を聞くだけで、弱い火の上にかけられた土鍋のなかでコトコトとゆっくり煮込むことを身上とするスペインの家庭料理が、鮮やかに目に浮かびます。つまり、この場合のレントは、「ゆっくり」というニュアンスなのです。ゆっくりした火で。とてもイメージのある表現だと思いませんか?
 でももしかしたら、スペインの若者たちも、
「どうして火が遅いんですか?着火しにくいんですか?」
 なんて料理の先生に質問しているかもしれない。
 言葉は移り変わる。言葉は生きている。それはよくわかっているつもりなのですが、その言葉を生み出した歴史や、言葉の奥に込められた暖かさまで消されてしまうのはさびしいな、と思ったりするこの頃です。

渡辺 万里

2012.02.20

2012年 4月スペイン料理「体験クラス」のご案内…

スペイン料理基礎「体験クラス」  6,000円(1回)

「スペイン料理に興味はあるけれど、入会する前に一度試してみたい…」という方のために、気軽に参加できる体験クラスのシステムが始まりました。
入会金なしで、スペイン料理・基礎のクラスに1回だけ参加できます。また、参加後に引き続きクラスの受講を続けたい方には、入会金特別割引きもご用意しています。
この機会にぜひ、おいしくて健康的、身近な材料で簡単に作れるスペインの家庭料理に挑戦してみませんか?

カタルニア地方の料理とオリーブ油の話
日程:(各定員8名様)
・2012年 4月 7日【土曜日・午後2時~】
・2012年 4月 8日【日曜日・朝11時~】
・2012年 4月11日【水曜日・朝11時~】
メニュー
・2012年 4月:
[カタルニア地方の料理とオリーブ油の話]
 焼き野菜のサラダ、パスタのパエリア、デザート、カタルニアのワイン。

※講習と試食で約2時間かかります。
※費用:6,000円(試食、ワイン、テキストを含む)
※「体験クラス」参加後に引き続きクラスの受講を続けたい方には、入会金特別割引がございます。詳しくはお問い合わせください。


定員につき、締め切らせていただきました。また次回に、ぜひご参加ください。

2012.02.20
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