Farm to Table ファーム・トゥー・テーブル 2019

「自然と対話する食卓」
・・・信州の豊さに感謝を込めて・・・

今年も、1回だけの特別なダイニングが軽井沢を舞台に繰り広げられます。
そのキーワードは、「自然」。
独自の視点をもち、地方のガストロノミーを牽引する二人の料理人を中心に、7人の豪華なメンバーが秋の信州に集います。
彼らの出会いが、その日の食卓に、どんな物語を紡ぎだしてくれるのか・・・。
この素晴らしいひとときを、どうぞご一緒に。
軽井沢の森で、お待ちしています。

日 時:2019年11月17日12時開場 / 12時半開宴
場 所:ヴィラ・デ・マリアージュ軽井澤
会 費:23,000円(ドリンクペアリング、税サービス込み)
定 員:40名

チラシPDFダウンロード

お問い合せ・お申し込み
※申し込み開始:2019年 9月14日(土)10:00より予約受付開始
※メール申し込み、peatex申し込み、同時受付
メール申し込み:contact@bishoku-karuizawa.com
申し込み:https://peatix.com/event/1328024/

2019.10.15

軽井沢ガストロノミー・フォーラム2019開催レポート

 とかく男性に注目が集まりがちな食の世界。でもそこにはたくさんの素晴らしい女性たちが活躍している。そんな「食の世界の女性たち」をテーマにした第2回軽井沢ガストロノミー・フォーラムが7月17日に開催された。

 本フォーラムの主役はもちろん女性。「現場は私たちが主役!」と題した座談会では、食の世界の重要な担い手として注目されている生産者の女性たちが登壇した。「軽井沢サラダふぁーむ」の依田美和子さん、「ひまわり農園」の掛川育臣さん、「平井農園」の平井久美さん、それぞれ女性ならではの視点を持ちつつ活躍されているが、共通認識としては「消費者に生産地まで直接足を運んでほしい」ということ。野菜がどう作られているか、お米がどう育っていくかを知ることで、より豊かな食卓を実現してほしいという。過酷な労働条件の中で仕事をしていたりとなかなかに大変な彼女たちであるが、皆「やりがいを感じている」と素敵な笑顔を見せた。

 スペインからの特別ゲスト「ア・タフォナ・デ・ルシア・フレイタス」のルシア・フレイタスシェフは、スペインで18%しかいないという女性シェフの一人。女性として苦労した時期はあったが、女性だからこそ、子供のために強くなるという気持ちを持てたこと、そして何より常に成功するための希望を捨てなかったことが彼女の活力となったという。現在スペインで食にかかわる女性たちを集めたMEG(Asociacion de Mujers en Gastronomia)を組織し、男性優位の料理の世界に一石を投じている。

「志摩観光ホテル」の樋口宏江総料理長、「里山十帖」の桑木野恵子総料理長、「シュヴァル・ド・ヒョータン」の川副藍シェフ、「Umi」の藤木千夏シェフ、「ヴィラ・デ・マリアージュ軽井澤」の小林愛実総料理長たち5人の「厨房からのメッセージ」と題した座談会で感じたことは、みな性差を感じる前に料理、とりわけ食材に真摯に向き合っていること。皆計り知れない努力をし、女性ならではの苦労をしているかもしれない。でもその前に、お客様に喜んでもらうため、そして食材を使いつくすために力を注いでいた。これは女性男性に限らず、料理にかかわるものとして、一番に考えなければいけない事象であろう。

 食の世界では確かにまだ男性が優位なのかもしれない。ただガストロノミーの根本的な意味、つまりその土地ごとの伝統的な料理は祖母から母、娘、孫娘と女性がつないできたことも無視できない事実。男性女性、性差こそあれどちらが上でも下でもない。ただ同じ道を歩んでいく。それを知ってもらうのが、本フォーラムの意味の一つであるという。

 とはいえ、食はおいしく楽しくいただくのが一番のこと。その思いは変わらないが、素材の作り手、料理の作り手の思いを知る。それこそが心から「ごちそうさま」と言えるのだと改めて感じた。


杉野 治子
ライター。発酵食エキスパート。上海のフリーペーパー『Whenever上海』にて「太太倶楽部」を連載し好評を博す。現在、英語料理教室のライティングスタッフとして活動する傍ら、日本の豊かな発酵文化を探求すべく酒蔵などを巡る。

2019.09.10

軽井沢ガストロノミー・フォーラム
第2回「食の世界の女性たち」

軽井沢を、真の美食の町に。
食べるだけではなく、考える・知ることもガストロノミーです。
華やかで楽しくて、でも皆で学ぶことができる。
そんなガストロノミー・フォーラム、今回のテーマはSDGsです。

軽井沢ガストロノミー・フォーラム第2回
『食の世界の女性たち』
・ ・・新しい食の文化を、軽井沢から!・・・

日時:
2019年7月17日(水曜日) 10:00〜17:00

会場:
ヴィラ・ド・マリアージュ軽井沢

料金:
*フォーラム入場料:前売り1200円 当日1500円
*フォーラム*記念ランチ:6000円(前売りのみ・定員50名)

申し込み開始:
2019年4月20日(土曜日)<お申し込みはこちら>

プログラム
10:00 開会
 ご挨拶 中村孝則(特別ゲスト)
10:15「ローガルガストロノミーと女性たち」  
 岩佐十良 「自遊人」編集長
11:00「現場は私たちが主役!」女性生産者 座談会   
 依田美和子 「軽井沢サラダふぁーむ」
 松澤みどり 「松澤農園」
 掛川育臣 「ひまわり農園」
 平井久美 「平井農園」
 司会 福吉貴英 「奈良食べる通信」編集長

12:00~13:30 ・・・昼休み・・・
「フォーラム記念ランチ(立食ビュッフェ形式)」

13:30「実現できるサスティナビリティを求めて」  
 生江史伸 「レフェルヴェソンズ」
14:10「女性として、料理人として、シェフとして」 
 ルシア・フレイタス「ア・タフォーナ」(スペイン・ガリシア)
15:20「厨房からのメッセージ」 女性シェフ座談会  
 樋口宏江 「志摩観光ホテル」総料理長
 桑木野恵子「里山十帖」総料理長
 川副藍  「シュヴァル・ド・ヒョータン」
 藤木千夏 「UMI」
 小林愛実 「ヴィラ・ド・マリアージュ軽井澤」総料理長
 司会  渡辺万里 「スペイン料理文化アカデミー」主宰
16:20「料理学会、そしてフォーラムに思うこと」  
 深谷宏治 「函館・バスク」 
17:00  終了

※画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

軽井沢ガストロノミー・フォーラム第2回「食の世界の女性たち」
軽井沢ガストロノミー・フォーラム第2回「食の世界の女性たち」

2019.05.26

斉藤孝教授記念サロン「富山のお酒、富山の魅力」

斉藤孝教授記念サロン「富山のお酒、富山の魅力」

この春も、OB会を開催したいと思います。
今回は富山にお住いの杉野さんが、「富山の日本酒」についてプチ・レクチャーをしてくださいます。
そして、お酒を試飲。あわせるおつまみはスペイン風に、というひとときを楽しんでいただきたいと思います。
一般公開していますので、OB以外の方も、どうぞお気軽にご参加ください。
では、5月の目白でおめにかかりましょう。

OB会+ミニセミナー
「富山のお酒、富山の魅力」
時:5月11日(土曜日)15時から
会費:3500円(日本酒試飲、おつまみつき)
講師:杉野治子
お申し込み:アカデミーへメールでお申し込みください。
 info-spain@mbh.nifty.com

2019.04.29

世界のdaidokoro 「最高に美味しい!フランスの家庭料理」

世界のdaidokoro<フランス編>「最高に美味しいフランス家庭料理」
(軽井沢ガストロノミーフォーラム プレイベント)
https://www.facebook.com/bishoku.karuizawa/

人気レストランの女性シェフが、お店の料理とは一味違うシンプルで優しい味の家庭料理を紹介するシリーズ、その第1回!!

■日時:2019/05/14(火) 19:00〜21:00 18:40〜受付
■場所:もうひとつのdaidokoro
■イベント形態:トークイベント+試食
■価格:4,000円(税込)トークショー+フランス家庭料理試食
■料理:藤木chef、川副chefが提案するフランス家庭料理4品+軽井沢サラダファームから届く信州野菜のサラダ+信州産ポークのシャリュキュトリーやパンなど・・盛り沢山に!!
■飲料:信州ワインを中心にキャッシュオン販売
■定員:30人
■主催:もうひとつのdaidokoro
■共催:スペイン料理文化アカデミー
    美食リゾート軽井沢

今後、<世界daidokoro>シリーズとして、この回で講師を務める2人の女性シェフが中心となり、フランスの家庭料理やお惣菜を料理教室スタイルで、定期的に開催します。

7月に軽井沢で開催決定した「第2回軽井沢ガストロノミーフォーラム」は、レストラン業界で活躍する女性シェフたちにスポット当てる目的があります。
そのプレイベントとして、二人のシェフが登場して料理をめぐるホンネを語り料理を語るという、贅沢な企画です。

飲食業界の女性活躍と働きやすい環境づくりを目指した発信でもあり、国連が提唱する「持続可能な開発のための2030アジェンダ・SDGs」とも連動した取り組みです。軽井沢・信州から、とっておきの食材が届いて、シェフたちのインスピレーションで家庭料理に変身する贅沢な企画です。
ワインはもちろん信州ワインで楽しみましょう!

■講師
川副 藍 Ai Kawazoe / シュヴァル・ド・ヒョウタン(池袋)
Ai Kawazoe
1981年千葉県生まれ。
ル・コルドンブルー代官山校を卒業後、都内フレンチレストラン数店にて勤務。その過程で、ワインエキスパートとして資格を得た夫君とふたりでのレストラン開店を決意、2012年「シュヴァル・ド・ヒョータン」を立ち上げる。現在、故郷の千葉県いすみ市の料理応援大使の一員としても活躍中。

藤木 千夏 Chinatsu Fujiki –/ Restaurant Umi (恵比寿)
Chinatsu Fujiki
1984年 福岡県柳川市生まれ。高校卒業後、東京調理師専門学校入学。在学中のアルバイトよりホテルオークラ入社、ホテルオークラ福岡に約5年間勤務。24歳で渡仏。パリ郊外のビストロ、ドルドーニュ地方や南仏の星付きレストランで修行し、帰国後、銀座ロオジエなど国内のフランス料理店でさらに修行を積む。2014年に再渡仏、Parisの Restaurant Sola でスーシェフに就任。2017年に帰国。2018年6月新店舗『Restaurant Umi』シェフ就任。

渡辺万里 Mari Watanabe / スペイン料理文化アカデミー(目白)
Mari Watanabe
スペイン料理研究家。料理を通して料理人の世界、生産者の世界と関わるに連れて、食と社会をつなぐ活動に関心を抱く。現在、東京、軽井沢、スペインを拠点として、様々な食に関するイベントを開催している。
スペイン料理文化アカデミー」主宰。
美食リゾート軽井沢」主宰。

2019.04.02
次の記事 | 前の記事
このページのトップへ