「函館・世界料理学会」報告!
4月23日、24日の二日間、函館で「世界料理学会in Hakodate 」が開催されています。
元はといえば一料理人の熱烈な思いから、これだけの規模の料理学会が実現したというのは、素晴らしいことだと思います。この学会の前身である「スペイン料理フォーラム」が8年前に開催されたときの参加者であった私にとっても、感慨深いものがあります。
スペインは、料理学会がとても盛んです。経済状況が悪くても、失業者の数が驚異的に多くても、この国では「食」についてひたむきに考えている人たちがいる。その「食」への熱意が、そのままスペイン人のエネルギーであるように思います。
日本も今大変な時期だからこそ、真剣に食について考えることの意味がある。その先頭に料理人がたって行こうという意気込みを感じさせてくれる、今回の学会です。被災地である岩手県のシェフも熱意のこもった発表をしてくださいました。
色々な料理、年代、出身のシェフたちの発表については、随時ご報告していきたいと思います。
渡辺 万里