¡Hola!

 朝夕から少しずつ、秋の気配が忍び寄ってきます。この週末は、方々の街角で秋祭りの神楽や神輿を目にしました。自然に翻弄され、自然に驚かされるこの半年でしたが、それでも日本人の自然との向き合い方にはまだ、慈しみ敬う気持ちが残っている気がして、なんだかほっとします。

ナスのムルシア風

ナスのムルシア風

 スペインでは、夏が終わるとあわただしく収穫の秋、つまり労働の秋がきて、そのあとには待ち遠しいクリスマスがやってきます。「1年の半分は、夏のバカンスについてしゃべっている。あとの半分はクリスマスについてしゃべっている」とまで言われるスペインの人たち。それがスペイン人流の「面倒な季節をやり過ごす方法」なのでしょう。
 日本の私たちはクリスマスを待たなくても、秋祭りを楽しみ、ナシやブドウが店頭に並ぶのを喜び、そして今この時を生きていることを感謝しながら、良い季節を過ごしたいものですね。

渡辺万里

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2011.09.13
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