第132回 スペインワインを楽しむ会

クラシックと前衛、今新たに面白いリベラ・デル・ドゥエロを追求!
¡Todo sobre Ribera del Duero!

クラシックと前衛、今新たに面白いリベラ・デル・ドゥエロを追求!
 今やスペインを代表する産地のひとつ、リベラ・デル・ドゥエロが、更に面白くなってきました。こだわりの生産者たちの力作を添えて、この秋の最初のワイン会にしたいと思います。
 ボデガを訪問して興味深かったパゴ・デ・カラオベハについてのご紹介と、それにふさわしいカスティーリャの料理も考えています。
 どうぞふるってご参加ください。レギュラーの方のお申し込みは既に受けていますので、残席はわずかです。お申し込みは、お早めにどうぞ。

渡辺 万里

・日時:2014年 9月28日(日曜) 午後 1:30~4:00
・場所:スペイン料理文化アカデミー
・会費:10,000円
・ワイン:D.O.Ribera del Dueroのワインから。

*準備の都合上、予約のキャンセルは前々日までとなります。
・定員:12名
前日と当日のキャンセルは会費を頂戴します。


まことに申し訳ありません。
定員につき、締め切らせていただきました。
また次回に、ぜひご参加ください。

2014.09.03

2014年秋…「スペイン料理クラス」のご案内

スペイン料理基礎  18,000円(3ヵ月分)

料理クラスのようす
一年間で、もっとも代表的なスペイン各地の家庭料理をご紹介していきます。
(定員8名)
(A)水曜日 朝11時~ 9月10日、 10月 8日、 11月12日
(B)土曜日 午後2時~ 9月 6日、 10月 4日、 11月 8日
(C)日曜日 朝11時~ 9月 7日、 10月 5日、 11月 9日

・ 9月:[カスティーリャの料理]にんにくのスープ、野菜の煮込み、スペイン風オムレツ、お米のデザート。
・10月:[カンタブリアの料理]魚介類のスープ、サラダ、いかの墨煮、洋なしのワイン煮。
・11月:[ナバラの料理] 野菜のメネストラ、仔羊のチリンドロン、カスタードデザート。

スペイン料理応用  20,000円(3カ月分)

料理クラスのようす
今学期は、季節感のある各地方の料理に、ふさわしいワインをあわせてご紹介します。
(定員8名)
(A)水曜日 朝11時~ 9月24日、10月15日、11月19日
(B)土曜日 朝11時~ 9月20日、10月11日、11月15日
(C)日曜日 朝11時~ 9月21日、10月12日、11月16日

・ 9月:[エストゥレマドゥーラの料理とワイン。(豆料理、肉料理、デザート)]
・10月:[カタルニアの料理とワイン(野菜のスープ、魚料理、デザート)]
・11月:[クリスマス料理(オードブル、スープ、魚料理、デザート)]

☆ 応用クラスは、基礎クラス受講済みの方、または同時受講の方のみとなります。
☆ 応用クラスのメニューは都合により変更することもありますので、ご了承ください。

〔入会金〕初めての方のみ 10,000円(すべてのクラスに共通)
〔受講料の振込先〕みずほ銀行高田馬場支店(普通)698334 渡辺 万里
※スペシャル・キャンペーンなどもございます。詳しくはお問い合わせください。


定員につき、締め切らせていただきました。
また次回に、ぜひご参加ください。

2014.08.20

2014年 9月スペイン料理「体験クラス」のご案内・・・

スペイン料理基礎「体験クラス」  6,000円(1回)

「スペイン料理に興味はあるけれど、入会する前に一度試してみたい…」という方のために、気軽に参加できる体験クラスのシステムが始まりました。

入会金なしで、スペイン料理・基礎のクラスに1回だけ参加できます。また、参加後に引き続きクラスの受講を続けたい方には、入会金特別割引きもご用意しています。

この機会にぜひ、おいしくて健康的、身近な材料で簡単に作れるスペインの家庭料理に挑戦してみませんか?

カスティーリャの料理
日程:(各定員8名様)
(定員8名)
・2014年 9月 6日【土曜日・午後2時~】
・2014年 9月 7日【日曜日・朝11時~】
・2014年 9月10日【水曜日・朝11時~】
メニュー
・2014年 9月:
9月の体験料理教室は、
[カスティーリャの料理]
にんにくのスープ、野菜の煮込み、スペイン風オムレツ、お米のデザート。

※講習と試食で約2時間かかります。
※費用:6,000円(試食、ワイン、テキストを含む)
※「体験クラス」参加後に引き続きクラスの受講を続けたい方には、入会金特別割引がございます。詳しくはお問い合わせください。


まことに申し訳ありません。
定員につき、締め切らせていただきました。
また次回に、ぜひご参加ください。

2014.08.20

スペイン料理ひとりごと・その12
Entre cazuelas y morteros
スイカの皮

22. de julio. 2014

料理エッセイ
 暑くなってくると、日本ではスイカの出番ですね。一昔前には高価だったメロンや、マンゴやパパイヤなどトロピカルフルーツが当たり前のものになっても、よく冷やしたスイカにかぶりつく美味しさは廃れていないと思います。

 それに比べてスペインでは、スイカが日本ほど好まれないのはどうしてかな、とふと考えました。まず思いつくのは、スペインではメロンがとても身近な夏のフルーツで、その濃厚な美味しさにはスイカでは太刀打ちできない、ということです。

 日本でも最近はメロンの種類が増えて、かなり甘くて美味しいものも手軽な価格で手に入るようになりましたが、スペインでは巨大なメロンが安い上にとても甘く、その甘さは糖度として計ったら相当なものだと思われます。それに比べてスイカは水っぽく味が希薄な印象になってしまいます。

 しかし日本には、スイカに塩を添えて食べるという知恵があります。こうやって食べると、塩分補給になるというメリットもあるのでしょうが、スイカの甘さが引き立って、希薄な印象ががらっと変わります。

スペインのスイカ

スペインのスイカ

 スペインでも、スイカに塩を添えたら印象が変わって、人気が出るのではないか? 現に、ハモン(生ハム)にメロンを添えるという食べ方は、ハモンの塩味がメロンの甘さを引き立てて一層コントラストを鮮やかにしているし・・・。でも、スイカにハモンでは、スイカが負けてしまいそうですね。水分が多すぎるため、テクスチャー(質感)の相性が良くないのです。スイカを濃縮してテクスチャーを変えたら面白くなるかもしれません。スイカのジュレ? スイカのエスプマ? スイカのガスパッチョ? こうしてテクスチャーで遊ぶことができるのは、スーパーシェフ、フェラン・アドリアが西洋料理に新しい地平線を切り開いてくれたおかげですね。

 スイカのテクスチャーということから、私の母が、瓜の漬け物と並んでスイカの皮の漬け物が好物だったことを思い出しました。歯が弱ったり入れ歯になったりしても、日本人は「カリッ」という漬け物の食感がなくては美味しいと感じないということを、母の嗜好は実感させてくれました。

 スイカの果肉を食べたあとの外皮との間に残る白い部分を浅漬けにすると、カリッとするけれど噛み切れないほど硬くはない、その食感が食欲をそそるのです。季節外れになっても、漬け物を作るためにスイカを探してまわったことも、今は懐かしい思い出です。

 しかしそもそも、「カリカリ」「フワフワ」「サクサク」「シコシコ」など、    食感がもたらす音を表現するオノマトペが他の言語に比べていかに多いかを見れば、日本人にとっての美味という観念のなかで食感が担っている部分の大きさを察することができます。そういう意味では、フェランが発見する数世紀前から、日本の食文化にはすでに「テクスチャーによる美味」という観念が当たり前のもととして存在していたのです。

 2009年頃、イギリスの売れっ子シェフ、ヘストン・ブルメンタールにインタビューしたとき、「僕は最近科学者と協力して、高齢者の食欲とテクスチャーという研究をしているんだ。例えば、ビスケットのさくっとした食感、食べる時の音までもが、食欲を起こす衝動につながっているのではないかと・・・」と語り始めたとき、私は思わず「そんなこと、日本人なら誰でも知ってますよ!」と言ってしまい、ヘストンに怪訝な顔をされました。

 味と香りという二つの感覚を最大限に引き出すことではヨーロッパの食のほうが先輩だけれど、触覚と聴覚を食べる事と結びつけるという点では日本の食文化のほうがはるかに先輩であることを、私たちはもっと誇りにしてもいいのではないでしょうか。

 五感をフルに活用した美味しさ。その素晴らしさを見つめ直すとき、だからこそ良い食材を選ぶこと、的確な調理法で的確な調理時間を選ぶことがより大切になってくるはずです。そして、大切な食材を無駄なく使い切ることも。

 飽食の時代が終わりつつある今、本当の意味の贅沢な食卓とは何かを、もう一度考えてみたいですね。スイカの皮の漬け物も、大地の恵みをフルに活用できる喜びを感じるなら、十分贅沢な一品になるのですから。

渡辺 万里

2014.07.22

クラス・メディ開講記念・特別クラス 「若手シェフのフレンチを学び、味わう!」

クラス・メディ開講記念・特別クラス 「若手シェフのフレンチを学び、味わう!」

軽井沢の名門フレンチ『エルミタージュ・ドゥ・タムラ』で料理長を務めてきた若手シェフ佐藤元則さんが、渡仏を前にして特別料理クラスを引き受けてくださいました。
名門レストランで作ってきた緻密な料理の片鱗をのぞかせながらも、若々しいパワーと素直な感性を生かした彼の料理は、フランスの大地に根付いた伝統料理のシンプルな美味しさを基本としています。
「家庭でも作れるフレンチを学んでほしい」という配慮から、素材も身近に入手できるものを中心に、彼の愛する軽井沢の自然の恵みをふんだんに取り入れてメニューを組んでいただきました。
一度だけのこの機会に、ぜひふるってご参加くださいませ。食後のコーヒーを飲みながら、佐藤シェフとのお話しのひとときもお楽しみに。

渡辺 万里

メニュー
シェフからのプレゼント・ズッキーニのアミューズ
依田さんの野菜によるサラダ
イワシのタルトとイカのトマト煮セート風
プティ・サレのコンフィ
サフランのクレム・ブリュレ
コーヒー

軽井沢の名門フレンチ『エルミタージュ・ドゥ・タムラ』で料理長を務めてきた若手シェフ 佐藤元則
シェフ・プロフィール
佐藤元則
東京・四谷の「オテル・ドゥ・ミクニ」で料理修業をスタート。
食材へのこだわりから
築地市場青果部で1年半働いたのち、軽井沢へ。
名門「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」で研鑽を続け、
ついに料理長に抜擢される。
昨年末さらなる飛躍を目指して退社し、
現在渡仏の準備中。

  • 日時:7月6日(日曜)昼12時~
  • 場所:スペイン料理文化アカデミー
  • 定員:15名
  • 受講料:一般 7,500円 アカデミー会員 7,000円 (食事・ワインを含む)


まことに申し訳ありません。
定員につき、締め切らせていただきました。
また次回に、ぜひご参加ください。

2014.06.07
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