2013~2014年冬…「スペイン料理クラス」のご案内

スペイン料理基礎  18,000円(3ヵ月分)

パエーリャ
一年間で、もっとも代表的なスペイン各地方の簡単な歴史と風土気候、そして料理をご紹介していきます。
(定員8名)
(A)水曜日 朝11時~  12月 4日、 1月15日、 2月12日
(B)土曜日 午後2時~ 12月 7日、 1月11日、 2月 8日
(C)日曜日 朝11時~  12月 8日、 1月12日、 2月 9日

・12月:[バレンシア料理+お米の話]パエーリャ、サラダ、デザート、サングリア。
・ 1月:[カスティーリャ料理+豆の話]マドリード風コシード、サラダ、デザート。
・ 2月:[バスク料理+土鍋の話]大根のスープ、メルルサのバスク風、デザート。


スペイン料理応用 13,000円(2カ月分)

料理クラスのようす
今学期は、素材をいかしたシンプルな季節の伝統料理をご紹介していきます。
(定員8名)
(A)水曜日 朝11時~ 1月22日、 2月19日
(B)土曜日 朝11時~ 1月18日、 2月15日
(C)日曜日 朝11時~ 1月19日、 2月16日

・ 1月:[ナバラの料理とワイン]豆料理、タラ料理、デザートなど。
・ 2月:[ガリシアの料理とワイン]エンパナダ、肉料理、デザートなど。


☆ 応用クラスは、基礎クラス受講済みの方、または同時受講の方のみとなります。
☆ 応用クラスのメニューは都合により変更することもありますので、ご了承ください。

〔入会金〕初めての方のみ 10,000円(すべてのクラスに共通)
〔受講料の振込先〕みずほ銀行高田馬場支店(普通)698334 渡辺 万里
※スペシャル・キャンペーンなどもございます。詳しくはお問い合わせください。

定員につき、締め切らせていただきました。
また次回に、ぜひご参加ください。

2013.11.24

2013年12月スペイン料理「体験クラス」のご案内・・・

スペイン料理基礎「体験クラス」  6,000円(1回)

「スペイン料理に興味はあるけれど、入会する前に一度試してみたい…」という方のために、気軽に参加できる体験クラスのシステムが始まりました。

入会金なしで、スペイン料理・基礎のクラスに1回だけ参加できます。また、参加後に引き続きクラスの受講を続けたい方には、入会金特別割引きもご用意しています。

この機会にぜひ、おいしくて健康的、身近な材料で簡単に作れるスペインの家庭料理に挑戦してみませんか?

パエーリャ
日程:(各定員8名様)
(定員8名)
・2013年12月 4日【水曜日・朝11時~】
・2013年12月 7日【土曜日・午後2時~】
・2013年12月 8日【日曜日・朝11時~】
※12/8(日)の体験クラスは定員となりました。12/4(水)・12/7(土)は受付中です!
メニュー
・2013年12月:
12月の体験料理教室は、お待ちかねのパエーリャです。
今年のクリスマスパーティは、パエーリャとサングリアを作りませんか?

※講習と試食で約2時間かかります。
※費用:6,000円(試食、ワイン、テキストを含む)
※「体験クラス」参加後に引き続きクラスの受講を続けたい方には、入会金特別割引がございます。詳しくはお問い合わせください。

定員につき、締め切らせていただきました。
また次回に、ぜひご参加ください。

2013.11.23

スペイン料理ひとりごと・その11
Entre cazuelas y morteros
「琉球」を巡って

10. de noviembre. 2013

料理エッセイ
 先日、家の近くの居酒屋さんで、久しぶりに「琉球」を食べました。
 ご存じの方も多いかもしれませんが、「琉球」というのは、アジなど青魚の刺身を甘口の醤油とネギ、ゴマなどの薬味であえたもので、大分の郷土料理です。そのまま食べてもおいしいけれど、炊き立てのご飯にのせてもおいしい。

 私がこの料理と出会ったのは、大分のふぐ料理屋さんでのことで、そこのおかみさんが名前の由来を教えてくれました。
 「大分の港から漁に出る漁師たちが、長い船旅の途中、捕った魚が傷まないように薬味と醤油で漬け込んでおいて食べた。遠いところまで漁にいくのを「琉球にいく」と言うので、それが名前になったのです」
 最近新たに聞いた話では、名前の由来については違う説もあるようです。また、大分だけではなく鹿児島など九州の他の地方でも「琉球」を食べるようです。

大分の琉球

大分の琉球

 ところで、このふぐ料理屋さんには、Yちゃんというかわいらしい娘さんがいて、縁あって彼女は、私のアカデミーで一時期アルバイトをしてくれたことがあります。そのYちゃんが、仕事の合間に語ってくれた話。それは、彼女がお母さんの経営する料理屋さんを手伝っていた時のことです。
 ほかの従業員はみな留守にしている休憩時間の料理屋さんに、一人の男性が入ってきました。Yちゃんが営業時間ではないので、と一応断ると、その男性はこう言いました。

 「実は今日、刑務所から出てきたんです。久しぶりに琉球が食べたくて、ここなら食べさせてもらえるかな、と思って・・・。」

 Yちゃんは、琉球だけなら私でも作れます、と言ってすぐに作り、琉球と白いご飯を出しました。男性は喜んでそれを食べ、何度もお礼を言って帰っていったそうです。

 私は、まだ18歳くらいのYちゃんから、ずいぶん色々なことを教えてもらった気がしました。まだ将来の方針が決まらない、何をしていくか迷っているというYちゃんでしたが、あの時、琉球を作って食べさせてあげようと決断した彼女なら、何の仕事を選んだにしてもきっと、人に喜ばれる仕事のできる女性になるだろう、しかも判断力のある人間になるだろう、と感じたことでした。
 人と食べ物との出会い。それは、人と人との出会いと同じように、人生のなかで思いがけないほど大きな意味を持つことがあります。食べ物を人に供するということの意味、と言い換えてもいいかもしれません。
 私自身も、かつてスペインで出会った女性の料理人、ティナの料理と言葉を、今も自分のなかに大切に抱えています。
 彼女は、シンプルで美味しい、家庭料理としてのクロケッタ(コロッケ)を私に教えてくれました。そして「おいしい!」と感激する私にこうささやきました。
 「愛情よ。料理に対する愛情。食べてくれる人への愛情。それがあれば、自然においしい料理ができるのよ。」
 Yちゃんも、いつも作ったり食べたりしている琉球という家庭料理に対する愛情、そしてその料理を食べたいと思い詰めてきた人に喜んでもらいたいという気持ちを込めて、一皿の琉球を作ったのでしょう。その琉球のぬくもりは、すさんだ時を過ごしてきた男性を、やさしく癒してくれたのではないでしょうか。
 知識や技術にばかり気持ちが向いてしまう時。人に感心してほしい、驚いてほしいという欲が先行してしまう時。そんな時、ティナの言葉を思い出します。そして、刑務所帰りの男性に素直に琉球を作ってあげたYちゃんのことも思い出します。
 料理を作った人も幸せになる。食べた人も幸せになる。そんな料理を作りませんか?

渡辺 万里

2013.11.10
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